本校は緑豊かな自然環境に恵まれた奈良市西部に住宅開発が始まり、1970年に校舎建築がなされ、1971年10月27日に市内10番目の中学校として開校しました。当時、奈良市で一番北に位置する中学校であったことから、目標とされる学校にしようと北極星が校章としてデザインされました。以来、着実な教育成果を上げ、今日では、10,000名を超える卒業生を輩出しています。2009年度から、授業改善の研究実践に取り組み、公開研究授業を毎年実施しています。なお、2020年度は、創立50周年を迎え、記念式典を盛大に開催しました。
【本校の校訓並びに目指す子ども像】
友愛 : 互いに尊敬し,磨き合い支え合って、「なかま」とともに伸びる生徒
創造:自律的、自主的な態度を育て、開拓精神で自分の生活を創造できる生徒
貫徹:たくましい心身を育て物事をねばり強く最後までやり通す生徒
さて、不易と流行という言葉があります。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の間に体得した概念と言われており、「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」と説かれています。つまり、「不易=永遠に変わらないこと」も「流行=変わり続けること」もどちらも大切で、基は一つであるというものです。教育においても、どんなに社会が変化しようとも、不易と流行があり、柔軟に対応しなければなりません。本校の校訓並びに目指す子ども像を「不易」として捉え、今学校に求められている主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくりを「流行」として捉えながら、子どもたちが主体となって授業や行事などに取り組む「子どもを主語にした学校」を目指していきたいと考えております。地域の皆様・保護者の皆様におかれましては、ご支援いただけますようお願いいたします。
登美ヶ丘中学校長 坪内 慎一朗